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KOL・インフルエンサー公開 2026.08.12・読了4

협찬(ヒョプチャン)とは?韓国ブロガーPRで守るべき表示ルールを解説

협찬(ヒョプチャン)とは?韓国ブロガーPRで守るべき表示ルールを解説
山口 雄貴

山口 雄貴株式会社K-ASOKU 代表取締役

この記事でわかること

  • 협찬(ヒョプチャン)の意味と、韓国のPR投稿の商習慣
  • 韓国の法規制で義務付けられている表示のルール
  • 日本企業が発注側として注意すべきポイント
目次
  1. 협찬は韓国のブログ文化に組み込まれた商習慣
  2. 韓国の表示ルール — 対価を受けたら「分かりやすく」明示する
  3. 日本企業が発注側として押さえるべき3点
  4. 1. 依頼文面と契約に表示義務を明記する
  5. 2. 投稿前後に表記を確認する運用を持つ
  6. 3. 日本側の規制も併せて確認する
  7. K-ASOKUの運用
  8. まとめ

협찬(ヒョプチャン)とは、企業がブロガーやインフルエンサーに商品・サービス・金銭などの対価を提供して投稿を依頼する、韓国のPR手法の一般的な呼び方です。日本語の「協賛」「タイアップ投稿」に相当します。

韓国では対価を受けた投稿にその事実を明示することが法令とガイドラインで義務付けられており、これは日本企業が広告主としてブロガー施策を行う場合も同じです。この記事では、最低限守るべき表示ルールと実務上の注意点を解説します。

협찬は韓国のブログ文化に組み込まれた商習慣

まず前提として、韓国のブログ・インスタグラム文化では、협찬投稿は珍しいものではなく日常的に流通しています。読者の側も「협찬表記のある体験記」を読み慣れており、表記があること自体で記事が読まれなくなるわけではありません。

問題になるのは、対価を受けているのに表記をしないケースです。いわゆるステルスマーケティングとして、規制当局の措置対象になるだけでなく、発覚時にブランドへの信頼が大きく損なわれます。

韓国の表示ルール — 対価を受けたら「分かりやすく」明示する

韓国では、表示・広告の公正化に関する法律(표시광고법)に基づき、公正取引委員会の「推薦・保証等に関する表示・広告審査指針」が、インフルエンサー投稿における経済的対価の明示を求めています。実務上のポイントは次のとおりです。

項目 求められること
表示の内容 経済的対価(金銭・商品提供等)を受けた事実を明示する
表示の位置 読者が投稿を読む際に容易に認識できる位置(本文冒頭または末尾など)
表示の書き方 誰でも理解できる明確な表現。曖昧な略語や、見えにくい色・サイズは不可
対象 ブログ・Instagram・YouTubeなど媒体を問わず適用

典型的な表記例としては、「원고료를 지원받아 작성한 후기입니다(原稿料の支援を受けて作成したレビューです)」「업체로부터 제품을 제공받아 작성했습니다(企業から製品の提供を受けて作成しました)」といった一文を本文に入れる形が定着しています。

重要なのは、違反時の責任は投稿者だけでなく広告主にも及び得ることです。「ブロガーが書いたことだから関知しない」は通用しません。

実践アドバイス: 当社が依頼時に使う表記指定は「本文冒頭または末尾に、誰が読んでも対価の提供が分かる一文を入れる」の1行です。表記位置を細かく縛るより、「読者が最初か最後に必ず目にする場所」と指定するほうが、ブロガーごとの記事構成を崩さずに徹底できます。

日本企業が発注側として押さえるべき3点

1. 依頼文面と契約に表示義務を明記する

「協賛表記を入れること」を依頼時の条件として文書に残します。表記文言の例まで指定しておくと、投稿者ごとのばらつきを防げます。

2. 投稿前後に表記を確認する運用を持つ

投稿予定の下書き、または公開直後の実記事で、表記の有無・位置を確認します。キャンペーンで多数のブロガーに依頼する場合ほど、確認の抜け漏れが起きやすくなります。

3. 日本側の規制も併せて確認する

日本でも2023年10月から景品表示法のステルスマーケティング規制が施行されており、事業者が表示内容を決定した投稿にはPRである旨の表示が必要です。日韓どちらの規制から見ても、「対価を受けた投稿には明示する」を原則にしておけば判断に迷いません。なお、医療など業種によっては広告自体に別の規制があるため、該当業種は事前の確認が必須です。

K-ASOKUの運用

当社のブロガー施策では、依頼時のガイドラインで협찬表記を必須とし、投稿確認の工程で表記をチェックしています。規制対応は施策の前提であり、その範囲内で「読まれる体験記」を設計するのが実務のノウハウです。

まとめ

  • 협찬=対価を提供して投稿してもらうPR手法。韓国では日常的な商習慣
  • 対価を受けた投稿には、分かりやすい位置・表現での明示が義務
  • 責任は投稿者だけでなく広告主にも及び得る。依頼文面への明記と投稿確認が必須
  • 日本の景表法ステマ規制(2023年10月〜)への対応も同じ原則でカバーできる

※本記事の内容は2026年8月時点の情報であり、法的助言ではありません。個別案件は専門家にご確認ください。

本記事の引用・転載は、出典(社名と記事URL)明記のうえ歓迎します

よくある質問

Q. 협찬とはどういう意味ですか?
A. 협찬(ヒョプチャン=協賛)とは、企業がブロガーやインフルエンサーに商品・サービス・金銭などの対価を提供し、投稿を依頼するPR手法を指す韓国の一般的な呼び方です。
Q. PR表記を入れると効果が落ちませんか?
A. 表記の有無より、記事の内容が読者の知りたい情報(実体験・写真・実用情報)を満たしているかが効果を左右します。韓国では협찬表記のある投稿が日常的に読まれており、表記自体で信頼を失うことはありません。むしろ無表記が発覚した場合の信頼毀損のほうが深刻です。
Q. 表記は誰の責任ですか?
A. 投稿するインフルエンサーだけでなく、依頼した広告主側も責任を問われ得ます。発注時に表示ルールを契約・依頼文面に明記し、投稿前に表記の有無を確認する運用が必要です。

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山口 雄貴

株式会社K-ASOKU 代表取締役

山口 雄貴

韓国マーケティングの実務家。NAVER SEO・韓国KOLキャスティングを中心に、飲食店・宿泊・消費財メーカーの韓国向け集客を支援。実測データに基づく施策設計を信条とする。

本記事は、当社が実施したNAVER実画面の調査データをもとに山口 雄貴が執筆・監修しています。 記載内容は公開時点の情報です。

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