협찬(ヒョプチャン)とは、企業がブロガーやインフルエンサーに商品・サービス・金銭などの対価を提供して投稿を依頼する、韓国のPR手法の一般的な呼び方です。日本語の「協賛」「タイアップ投稿」に相当します。
韓国では対価を受けた投稿にその事実を明示することが法令とガイドラインで義務付けられており、これは日本企業が広告主としてブロガー施策を行う場合も同じです。この記事では、最低限守るべき表示ルールと実務上の注意点を解説します。
협찬は韓国のブログ文化に組み込まれた商習慣
まず前提として、韓国のブログ・インスタグラム文化では、협찬投稿は珍しいものではなく日常的に流通しています。読者の側も「협찬表記のある体験記」を読み慣れており、表記があること自体で記事が読まれなくなるわけではありません。
問題になるのは、対価を受けているのに表記をしないケースです。いわゆるステルスマーケティングとして、規制当局の措置対象になるだけでなく、発覚時にブランドへの信頼が大きく損なわれます。
韓国の表示ルール — 対価を受けたら「分かりやすく」明示する
韓国では、表示・広告の公正化に関する法律(표시광고법)に基づき、公正取引委員会の「推薦・保証等に関する表示・広告審査指針」が、インフルエンサー投稿における経済的対価の明示を求めています。実務上のポイントは次のとおりです。
| 項目 | 求められること |
|---|---|
| 表示の内容 | 経済的対価(金銭・商品提供等)を受けた事実を明示する |
| 表示の位置 | 読者が投稿を読む際に容易に認識できる位置(本文冒頭または末尾など) |
| 表示の書き方 | 誰でも理解できる明確な表現。曖昧な略語や、見えにくい色・サイズは不可 |
| 対象 | ブログ・Instagram・YouTubeなど媒体を問わず適用 |
典型的な表記例としては、「원고료를 지원받아 작성한 후기입니다(原稿料の支援を受けて作成したレビューです)」「업체로부터 제품을 제공받아 작성했습니다(企業から製品の提供を受けて作成しました)」といった一文を本文に入れる形が定着しています。
重要なのは、違反時の責任は投稿者だけでなく広告主にも及び得ることです。「ブロガーが書いたことだから関知しない」は通用しません。
実践アドバイス: 当社が依頼時に使う表記指定は「本文冒頭または末尾に、誰が読んでも対価の提供が分かる一文を入れる」の1行です。表記位置を細かく縛るより、「読者が最初か最後に必ず目にする場所」と指定するほうが、ブロガーごとの記事構成を崩さずに徹底できます。


