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調査データ公開 2026.08.13・読了3

韓国人観光客はGoogleを使わない?訪日旅行の検索行動を解説

韓国人観光客はGoogleを使わない?訪日旅行の検索行動を解説
山口 雄貴

山口 雄貴株式会社K-ASOKU 代表取締役

この記事でわかること

  • 韓国人旅行者が店選びで使うサービスと、その使い分け
  • 韓国でGoogleマップが日本ほど使われない背景
  • 日本の店舗が優先すべき対策3つ
目次
  1. 韓国の店舗・口コミ検索はNAVERが中心
  2. 韓国でGoogleマップが主役にならない背景
  3. 旅行者の情報行動は「発見 → 検証 → 保存 → 現地」の4段階
  4. 日本の店舗が取るべき対策3つ
  5. 1. NAVERブログに「体験記」を持つ
  6. 2. NAVERプレイス(地図)を整備する
  7. 3. 実測データで優先順位を決める
  8. まとめ

「Googleマップの評価を上げれば韓国人も来るはず」— これは訪日韓国人集客で最も多い誤解です。韓国人旅行者の情報行動はInstagram・YouTubeで「発見」し、NAVERで「検証」し、NAVERマップに「保存」する流れが基本で、Googleはその中心にいません。

この記事では、韓国人観光客の店舗探しの実態と、日本の店舗が取るべき対策を解説します。

韓国の店舗・口コミ検索はNAVERが中心

NAVERとは、検索・地図・ブログ・ショッピングなどを束ねる韓国最大のポータルサイトです。韓国の生活に深く根付いたサービスで、特に「実際に行った人の感想を確認する」用途では、NAVERブログの体験記が事実上の標準になっています。

日本の感覚に置き換えると、「Google検索 + Googleマップ + 食べログ + 個人ブログ」の役割が、韓国ではNAVERというひとつのサービスの中で完結しているイメージです。

韓国でGoogleマップが主役にならない背景

韓国国内では、地図データの国外持ち出しに関する規制の影響で、Googleマップの一部機能(徒歩ナビ等)が長らく制限されてきました。その結果、韓国ではNAVERマップやカカオマップといった国産地図アプリが生活インフラとして定着しています。

重要なのは、この習慣が海外旅行にも持ち込まれることです。日本旅行中の韓国人観光客も、使い慣れたNAVERマップで保存済みの店を回り、翻訳にはパパゴ(Papago)を使うのが一般的です。

旅行者の情報行動は「発見 → 検証 → 保存 → 現地」の4段階

訪日韓国人の店舗選びは、おおむね次の流れで進みます。

段階 使うサービス 行動
① 発見 Instagram・YouTube ショート動画や投稿で店・エリアを知る
② 検証 NAVER(ブログ検索) 店名・エリア名で検索し、体験記で「本当に良いか」を確認
③ 保存 NAVERマップ 行きたい店をリストに保存し、旅程を組む
④ 現地 NAVERマップ・パパゴ 保存した店を回る。迷ったら再度その場で検索

店舗集客の観点で最も重要なのは②検証です。SNSで話題になっても、NAVERで検索して体験記が出てこなければ「情報が少なくて不安な店」として候補から外れます。発見の入口がどこであれ、最後の意思決定はNAVER上の情報で行われる — これが実務での実感値です。

実践アドバイス: 商談で店舗のNAVER検索結果をその場で一緒に見ると、「Instagramでは話題なのにNAVERでは競合しか出てこない」ことに初めて気づかれるケースが少なくありません。まず自店名とエリア名で実際に検索してみることをおすすめします。

日本の店舗が取るべき対策3つ

1. NAVERブログに「体験記」を持つ

検証段階で読まれるのは第三者の訪問記です。自店に関係するキーワード(エリア×業種、店名)で体験記が上位に出る状態を作ることが、施策の中核になります。具体的な手順はNAVERブログ集客 完全ガイドで解説しています。

2. NAVERプレイス(地図)を整備する

保存・来店の受け皿です。営業時間・写真・メニュー・韓国語の店舗説明を最新に保ちます。ブログで興味を持った旅行者が保存できる状態になっていないと、②から③への流れが切れてしまいます。

3. 実測データで優先順位を決める

「どのキーワードが何回検索されているか」「自店・競合が実画面で何位に出ているか」を実測してから投資判断をすることです。推定値ベースで動くと、需要のない場所に予算を使うことになります。

まとめ

  • 韓国人旅行者の店選びは「SNSで発見 → NAVERで検証 → NAVERマップに保存」が基本線
  • 韓国では店舗・口コミの検索はNAVERが中心で、Googleマップは日本ほど使われない
  • 意思決定を左右するのは検証段階=NAVERブログの体験記
  • 対策の優先順位は「体験記の露出 → プレイス整備 → 実測に基づく投資判断」

※本記事の内容は2026年8月時点の情報です。

本記事の引用・転載は、出典(社名と記事URL)明記のうえ歓迎します

よくある質問

Q. 韓国人観光客はGoogleを全く使わないのですか?
A. 使わないわけではありません。ただし飲食店・旅行先の口コミ確認は今もNAVERブログとNAVERマップが中心で、店舗選びの場面ではNAVERが事実上の標準です。Googleは補助的な位置づけと考えるのが実態に近いです。
Q. InstagramでバズればNAVER対策は不要ですか?
A. 不要にはなりません。SNSでの「発見」の後、多くの旅行者はNAVERで店名やエリア名を検索して体験記を確認します。検証の場に情報がないと、発見されても来店前に離脱されてしまいます。
Q. 日本の店舗がまず何をすべきですか?
A. 自店に関係するキーワードでNAVERを実際に検索し、自店の露出状況を確認することです。露出がなければ、体験記の投稿とNAVERプレイスの整備から始めるのが優先順位として合理的です。

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山口 雄貴

株式会社K-ASOKU 代表取締役

山口 雄貴

韓国マーケティングの実務家。NAVER SEO・韓国KOLキャスティングを中心に、飲食店・宿泊・消費財メーカーの韓国向け集客を支援。実測データに基づく施策設計を信条とする。

本記事は、当社が実施したNAVER実画面の調査データをもとに山口 雄貴が執筆・監修しています。 記載内容は公開時点の情報です。

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